<詳細>
井上醸造としては、訴状に記載した様々な事案から、PP165株=LD株に違いないと考えています。
信州大学に対しては、本訴訟提起に至るまで、再三にわたり、PP165株がLD株とは別の乳酸菌株と主張するのであれば、それがわかるよう説明してほしいと求めてきましたが、信州大学からは十分な説明はなく、信州大学の手元にあるはずの資料の開示もなされませんでした。しかも研究活動の不正に関する窓口への通報も行いましたが、それも門前払いされてしまったため、やむを得ず最終的判断を司法の場に委ねることといたしました。

本件訴訟では、1,000万円の損害賠償を請求していますが、真の目的はお金ではなく、PP165株とLD株の同一性について明らかにすることにあります。 言い換えれば、訴訟の中で、PP165株とLD株が異なる乳酸菌株であることを、きちんと根拠を示して説明してもらえるのであれば、訴えを取り下げても良いと考えています。 信州大学には、本件訴訟への真摯な対応を心より願います。

日頃より井上醸造をご愛顧いただいているお客様にはご心配をおかけしておりますが、今まで通り日々味噌造りに励んでおりますので、くれぐれもご安心いただきたく存じます。

有限会社井上醸造 代表取締役 井上 元

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